ノスタルジック路線バスの旅>辰巳神社は、お狐様ではなくお狸様？

おすすめのバス旅…京都ミステリースポット《辰巳神社》

『辰巳(たつみ)神社』
　　白川に掛る祇園巽橋の横に、祇園の芸妓さん、舞妓さんたちが、
　　芸の上達を願い、よく手を合わせに通う｢祇園のお稲荷さん｣と
　　呼ばれる小さなお稲荷さん『辰巳神社』があります。
　　祇園の芸能に関わる人たちの心のよりどころとなっています。

　　さて、京都を舞台にしたサスペンスドラマなどにも、たびたび
　　登場するこの神社、ふつうの稲荷神社とはちょっと違うんです。
　　
　　お稲荷さんといえば、ふつうお狐様ですが、辰巳神社にお祀り
　　されている神様は、お狐様ではなく、お狸様なんです。
　　
　　これには、｢その昔、辰巳神社のすぐそばを流れる白川にかかる
　　巽橋のふもとに一匹のタヌキがすんでいたそうです。
　　このタヌキ、相当ないたずら者で、祇園に暮らす人たちを化かし
　　て、巽橋ではなく川を渡らせたりして困らせていました。
　　そんなタヌキに手を焼いた祇園の人々が、神社の御祭神としてタ
　　ヌキを祀ったところ、いたずらがぴたりと止んだのでした。｣
　　といういわれがあるんです。

　　所在地：京都市東山区新橋花見小路西入る元吉町
　
　　《アクセス》
　　京都市営バスで｢祇園｣下車、歩いておよそ５分。
　　観光名所としても名高い八坂神社にほど近いところにあります。